【♀】斯くて匣庭は落日に消ゆ 序章
昼と夜とが逆転しないですむのは学校に通わなければならないからで、もしこれがひきこ…
砂上のひろいびと/古代盗獏
息をつまらせて走るごとに、砂の上の足跡に、何かがこぼれていった。愛 だとか、哀 …
錆脚 【設定】
管理人が見た夢をちょっといじって書いたものです。盗賊稼業のバクラとそのひろわれっ…
錆脚 02
眼が開いていても覚醒していない、うつつと夢の狭間をぐらぐらと行き来している生活で…
錆脚 01
その瞬間、とにかくただ猛烈に熱くて熱くて、痛みはさほど感じないまま恐らく喉から絶…
【♀】斯くて匣庭は落日に消ゆ 第一話-01
どうかどうか、見たい夢を見せて下さい。ぬばたまの夜に垣間見るより鮮やかな夢を。そ…
【♀】斯くて匣庭は落日に消ゆ 第一話-02
男はずっと目を瞑っている。 眠っているのではなさそうだ、と、男の対角線上、硬く…
【♀】斯くて匣庭は落日に消ゆ 第二話-01
ひとのかたちはかえられぬ。ひとはうそをつらぬけぬ。獣の皮を被っても、お前は獣には…
【♀】斯くて匣庭は落日に消ゆ 第二話-02
2 一度会話という交流方法を手に入れてしまうと、今度は沈黙の方が退屈になった。…
【♀】斯くて匣庭は落日に消ゆ 第二話-03
3 ――時は少々遡る。 小さな足音が遠ざかっていく。ぱたぱたと軽い、鳥の羽…