凍える師走に走らぬJEUDI
極寒の吹雪の中、指の先に氷が張りついて、そこから身体中の体温を奪われ続けている―…
シイ・シイ・ホワイトタイル
「何やってんだ、てめえは」 低くそれでいて呆れた声に鼓膜を揺さぶられ、獏良は目を…
virtual space
「いまボクたちはゲームの世界の中に居ます」 しゅたり、と右手を高く上げての宣言。…
03 パッシブ・スタンダード(last)【R18】
「ッ…!」 頭の足りないおねだりに、息を呑んだのはバクラの方だった。 淫らな…
02 パッシブ・スタンダード【R18】
「あ…」 途端、上ずった声が上がる。肌を苛んだ爪の感触に盛り上がった期待を反映…
01 パッシブ・スタンダード【!】
事後の気だるさを引きずった声。の、小さなぼやき。「マンネリしてる気がする」 聞…
ラスティネイルの番人
フィギュア制作なんぞに手を染めていると、手、こと指先への気遣いなどはまずなくなる…
ぼくらのイエロープラネット
「あれが乙女座、で、となりが獅子座。分かりやすいでしょ?」「どこがだよ…」 と…
03 ブラン・ブランシュ(last)
子供が気に入った玩具を片時も手放さないでいるのを見るような、そんな気分だった。 …
02 ブラン・ブランシュ
くしゃくしゃに髪を掻き混ぜながら、闇の底でキスをした。 口を合わせるのに目を閉…